絵のある空間
お客様に飾っていただいている様子
これらの写真は絵画作品をお買い上げいただいたお客様のご好意で、実際に飾っていただいている状態を撮影し、送っていただいたものです。
日本画、水墨画でも洋間に違和感無く飾ることが出来ます。
和室、床の間には当然ながら飾っていただけます。
ピアノホールH様邸 ピアノホール 50号 日本画 | リビングM様邸 リビング 150号 日本画 |
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リビングY様邸 リビング 50号 日本画 | 玄関Y様邸 玄関 10号 日本画 |
玄関K様邸 玄関 20号 水墨画 | ロビー個人病院様ロビー 50号 日本画 |
絵を飾ること
気楽に考えてください
私が個展会場でお客様とお話をさせて頂いて、時々絵を飾ることをためらわれる方がいらっしゃいます。理由としては場所がない、壁面スペースがないとおっしゃることが一番多いようです。
確かに日本のマンション事情を考えますと壁面スペースが限られていることも事実でしょう。しかしちょっとした工夫で作品を飾るスペースは生まれます。
皆さんは絵は広い壁に一枚だけ飾るべきだと誤解されていませんか。美術館ではありませんから、家庭の生活空間に絵を飾る場合、家具と家具の隙間でもおしゃれな飾り方が可能です。もちろん絵が家具とくっついてはいけませんが、額から家具までの間がそれぞれ20㎝もあれば、飾って不自然には見えません。またサイドボードの上のスペース、ピアノの上のスペースなど、天井から家具までのスペースも探してみてください。あと階段の壁は家具がございませんから小さな作品を階段に沿って斜めに三点ほど飾るとおしゃれです。
私の作品は縦長、横長どちらも規格外の細長いものがございますから、号数の大きな絵でも飾るスペースを見つけることが比較的簡単にできると思います。あと、もう絵が飾ってあるから場所がないとおっしゃる場合は、その絵がいつから飾ってあったかを思い出してください。十年以上前であるなら作品の乾燥と、蛍光灯や自然光による色あせを防ぐため、できれば一年ごと、少なくとも三年ごとに絵をかけ替えてください。季節ごとに変えるのが理想ですが、時々かけ替えると部屋の空気が変わります。一番手軽な模様替えかもしれません。
それでも場所がないとおっしゃる方へお教えします。学生さんがアパートを借りていて壁に穴をあけることができないと管理人に言われ、それでも飾りたい作品をどうしたか。雑貨ショップで小さなイーゼルを購入し、その上に立てかけて飾っておられます。これなら部屋の四隅どこにでも飾れますし、下駄箱や本箱の上でもおしゃれでしょう。今一度部屋を見回してみてください。きっとどこかに意外なスペースが隠れていますよ。
私の個展の第一回目は阪神淡路大震災の年でした。そこで考えたのは自分の絵が壁から落下してガラスが割れ、お買い求められたお客様が負傷されてはいけないと、額屋さんと相談し、すべて額装はガラスを使用せず高価になりますがアクリルにして、なお且つ極力軽い額を作っていただくことにしました。フレームにステンレスなどの金属の重たい素材は使用しておりません。
安心して子供部屋に飾っていただけるように心がけております。